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向島散歩の下見をかねて、ぶらっと散歩してきました。
向島には、今でも伝統を守りながら「粋」を表現する職人さんがいます。
1.江戸木箸 大黒屋 (江戸木箸は大黒屋さんの商標登録だそう)
箸は毎日、食事の際、使う大切な道具。
だからこそ、自分の手に合ったマイ箸で美味しく食べたい。
箸の寿命ってどれくらいでしょうか。1年2年よりは長く使ってますね。
だとしたら、毎日使うものだし、ちょっぴり贅沢品を使うのも、ありかもしれません。
こちらには珍しい「七角形」のお箸もあります。
とても使いやすいそうです。
おっと、高級な「耳かき」もありますよ!
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2.江戸木目込人形 塚田工房
天保12(1841)年本所両国で創業。
塚田詠春さんで六代目になるのだそう。
人形の表情が特徴的です。
こちらのホームページを見ると、木目込み人形の説明がありました。
江戸木目込み人形は、木彫りの人形の衣裳の部分に溝を彫って、布製を糊で埋めていく技法による人形。
頭は桐塑か素焼き、胴体や手足の一部に桐塑が用いられている。
顔は京都製の「ぽっちゃりとしてふくよかな顔立ち」と異なり「やや痩せ形で、小味の利いた、こまかい目鼻立ち」が特徴である。
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3.羽子板資料館 鴻月
前回の訪問では、展示してある羽子板を見せていただき、当ブログでも紹介しました。
今回は、店主が不在で、お留守番のおばあちゃんが、いろいろなものを目の前に出して一生懸命説明をして下さいました。
その中には、製造工程途中の顔部分など、普段見られないようなものもあり、興味深く拝見しました。
本当に、一つ一つの顔にそれぞれの表情があって、色っぽい!
まさに手作りなことがよく分かります。
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4.榎本武揚銅像(梅若公園内)
大礼服に身を包み、右手に帽子、左手にサーベルを持って、毅然と立つ榎本武揚公の銅像が梅若公園にあります。
明治の終わり頃、晩年の榎本はここ、向島の風景を愛し、別荘を構えていました。
馬で散歩している姿をよく見かけられたそうです。
この銅像は大正2(1913)年、旧幕臣江原素六らにより、建てられました。
しかし、この銅像は第二次大戦後、他の軍人銅像と共に撤去の対象に挙げられ、審査がされましたが、榎本は海外侵略行為に関係なかったとの理由で残されたと言われています。
また、向島には、榎本が明治41年10月26日亡くなった住居跡もあります。
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5.木母寺 梅若伝説
平安時代の貞元2(977)年、天台宗の僧、忠円阿闍梨が梅若丸の供養のために建てた念仏堂が起源で、梅若寺と名づけて開かれました。
天正18(1590)年、徳川家康によって、梅若丸と塚に植えられた柳に因み、「梅柳山」の山号が与えられました。
その後、”梅” の字を分けて『木母寺』となったそうです。
(梅若伝説)
平安時代、梅若丸は京都北白川の「吉田少将惟房(これふさ)」と美濃国野上の長者の一人娘「花御膳」の間に生まれましたが、父の死後、7歳で比叡山に入り、修行に励みました。
梅若丸の秀でた才能は評判になりますが、松若丸という優秀な同輩との争いが原因で、人買にさらわれてしまいます。
奥州に連れていかれる途中、梅若丸は重い病にかかり、ここ隅田川のほとりに置き去りにされ、里人たちの看病もむなしく、「尋ね来て 問わば答えよ 都鳥 隅田川原の露と消えぬと」という辞世の句を残して、わずか12歳でその生涯を閉じました。
その後、この地で亡くなった梅若丸を捜し求めて旅に出た母親が、里人から梅若丸の死を知らされ、底なし池に身を投げて、亡くなったという伝説。
(梅若塚)
梅若丸の死を哀れんだ出羽国羽黒山の高僧 忠円阿闍梨が墓を築き、一本の柳を植えて、菩提を弔った。
江戸時代には梅若山王権現の霊地として信仰されていました。
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6.美舟音 いかだ流しそば
向島花街の一角にあり、 和風な造りの1階では、カウンターの前をせせらぎが流れています。
そこをいかだの上にのった蕎麦やつまみが流れてくる仕掛けです。
店主曰く、この仕掛けは特許を取っているのだそう。
「いかだ流しそば」の蕎麦は毎日打つ「手打ちそば」。
のどごしもよく、つるっと入ります。
つまみの種類も豊富で呑兵衛にはたまりません。
写真は「穴子の梅肉焼き」
注文が入ってから焼き上げる「出汁巻玉子」
蕎麦の他、天ぷら、蟹詰め、蒲鉾、、山菜、揚げ蕎麦などが入った「大納言」。
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