「御茶ノ水~神保町」をぶらっと散歩

1.明治大学阿久悠記念館

 

阿久悠さんは明治大学出身。

こんな立派な記念館の見学が何と無料、明治大学、太っ腹です。

 

だれもが知っている昭和の歌謡曲。

私もカラオケで持ち歌にしている沢田研二「勝手にしやがれ」。

いい曲ですねぇ、これも阿久悠さんの作詞、この当時の曲は詩がいいです。

 

こちらには自筆の原稿の他、受賞曲の日本レコード大賞トロフィーなど、なかなかレアなものが見られます。

 

 


2.湯島聖堂

 (大成殿)

 孔子を祀る廟で、正殿の名称です。間口が20m以上もある入母屋造りの建物です。

内部には孔子廟の他、孟子、顔子、曽子、子思の4賢人の像が祀られています。

 

屋根の上には猫のような不思議な生物の像が据え置かれていますが、これは中国の想像上の霊獣、鬼龍子。

その対面にはしゃちほこのような姿の神魚があります。

妖怪好きとして知られる設計者 伊東忠太の嗜好でしょうか。

 

(孔子銅像)

昭和50(1975)年に台湾のライオンズクラブから寄贈されました。高さ4.57m・重さ1.5tもあり、孔子像としては世界最大です。

 

 


3.東京大学発祥の地

明治10(1877)年4月12日、 この地にあった東京開成学校と、神田和泉町から本郷元富士町に移転していた東京医学校が合併して、東京大学が創立されました。

創立当初は法学部・理学部・文学部の校舎は当地に設けられていましたが、明治18(1885)年までに東京大学は本郷へ移転しました。

 

 


4.日本野球発祥の地 

 

この地には、もと東京大学およびその前身の開成学校がありました。

明治5(1872)年、学制施行当初、第一大学区第一番中学と呼ばれた同校でアメリカ人教師ホーレス・ウィルソン氏が、生徒達に野球を教えました。

この野球は翌1873年に新校舎とともに立派な運動場が整備されると、本格的な試合ができるまでに成長しました。

 

ウィルソン氏はアメリカ合衆国メイン州 ゴーラム出身、志願して南北戦争に従軍した後、71年9月にサンフランシスコで日本政府と契約し、来日しました。

77年7月、東京大学が発足した後に満期解約、帰国しました。

同氏が教えた野球は、開成学校から同校の予科だった東京英語学校(後に大学予備門、第一高等学校)その他の学校へ伝わり、やがて全国的に広まっていきました。 2003年、同氏は野球伝来の功労者として野球殿堂入りしました。

 

まさに、この地は 「日本野球発祥の地」と言えるでしょう。

 

それにしても、この手の "しわ" がリアルです(笑)。

 


5.ニコライ堂

 

ニコライ堂の建設に私の大好きな ”坂本龍馬” が間接的に関わっています。

 

江戸での修行が終わった龍馬は、一度土佐へ戻り、2年後の1856年にまたまた剣術修行のために江戸へやってきます。

この時は2年の滞在となりましたが、その間に親戚の山本琢磨という人物が酔って窃盗事件を起こし、それを逃がしてやったという出来事がありました。

その山本琢磨はその後に数奇な運命をたどり、明治の世になって正教(エルサレムからギリシャ、ロシアを経て伝わったキリスト教)の日本人初の司祭となって、ニコライ堂を建てることに尽力しました。

 

龍馬が琢磨を逃がしていなければ、現在国の重要文化財になっている美しいニコライ堂も、違ったものになっていたかもしれません。

 


6.豊島屋本店

 

慶長元(1596)年創業。

『山なれば富士、白酒なれば豊島屋』と詠われた白酒販売元です。
古くは、江戸名所図会や東海道中膝栗毛にも登場しています。

 

いろいろと試飲した結果、今まで飲んだことがない

「微発泡性純米うすにごり生酒」を購入しました。

 

詮を開けるとき、しゅぱーと泡が吹き出そうなくらいの発泡でした(笑)

 

 

 


7.天野屋

 

弘化3(1846)年に創業されました。

創業当時から、「明神甘酒」「芝崎納豆」「江戸味噌」などを、敷地内の地下6mの土室(むろ)で作られた糀(米こうじ)を生成し、熟成を待って作られています。

 

(甘酒の起源)

昔の中国では、政の席では、酒を交わすことが習慣的でした。
しかし、その頃、非常に才能のある高官がいたのですが、酒が飲めませんでした。
そのときの上位高官がアルコールの無い酒を用意させたのです。
これが甘酒の起源とされています。

 

その時の上位高官は優しい人だったんですね。

 


8.竹や「海老天カレーうどん」

 

我が家では最近、カレーはほとんど作りません。

そのため、外食するとき、たまにカレーが食べたくなります。

御茶ノ水を歩いていたら、偶然「カレーうどん」の文字が目に入りました。

 

一旦は通り過ぎたのですが、やはり引かれるようにお店の前に立っていました。

そうか、海老天入りが+100円か、それにしよう!

 

カレーの跳ねが服に付かないようにおおきめの紙ナフキンがついてきました。

そうそう、いつもカレーうどんを食べるとき、跳ねてよく服に付けちゃうんですよ。

その心遣いに感謝です(笑)

 

頼んでから5分ほど待つと、出てきました。

まず、スープを一口、カレーは思ったほど辛くありませんが、結構スパイシーです。

うどんは細めですがコシがあり、カレーがよくからみます。

海老天は5個も入っています。

食べ終わって、お水を1杯。

 

私的にはうどんはもう少し太目の方が好みかな。

 

カレーうどんは、カレーライスとは全く違う食べ物だとあらためて思いました。