ぶらっと瀬戸内海「生口島」

娘と一緒に実家に帰省したついでに、生口島を訪れました。

尾道港を出港して30分ほどのクルージング。

船は生口島 瀬戸田港に到着。 

 


2.耕三寺「五重塔」「孝養門」

  

大正・昭和に大阪で活躍した実業家 金本耕三のちの耕三寺耕三が母親への感謝の思いを込めて建立した浄土真宗本願寺派の寺院。

日本各地の有名な寺院を模して昭和11年から約30年かけて完成しました。

 

孝養門は見ての通り、日光東照宮陽明門を模して建立されたもの。

お母さまのためとはいえ、ものすごい建物です。

 

娘は耕三寺を訪れたのは初めてだったので、そのインパクトある情景に圧倒されたようです。 

 


3.耕三寺「本堂」

 

平等院鳳凰堂を模して建立されたものですが、オリジナルに比べ、色彩はかなり派手です。 

 

 


4.未来心の丘

 

五千平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園。

彫刻家 杭谷一東(くえたにいっとう)氏制作。

 

ここで使用されている大理石はすべて、杭谷氏のアトリエがあるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできたそうです。

 

実際に目の前にすると、その大理石の規模にビックリ。 

 


5.潮聲閣(ちょうせいかく)

 

耕三寺耕三がビジネスで大成功を収めていた頃、故郷に隠居していたお母さまの安息所および別邸として、昭和2年に建てた和洋折衷の大邸宅。

 

その普請には尾州檜、黒柿、紫壇、黒壇などをふんだんに使用し、襖絵、扉絵にも著名な作家を招聘して制作したようです。

 

  


6.千仏洞地獄峡 

 

地下15m、全長350mの洞窟を掘り、富士山の溶岩と浅間山の焼石を鉄筋コンクリートで固めて作ったそうです。

中間には高さ10m、広さ数十平方メートルの洞室があり、滝も流れています。

 

道には地獄極楽図が飾られており、異様な雰囲気に包まれています。

 

長い洞窟が終わり、外に出ると目の前に、総高15mもある救世観音大尊像が鎮座しています。

 


7.平山郁夫美術館

 

耕三寺から徒歩数分の場所にある「平山郁夫美術館」

今回の生口島探訪の目的のもう一つだ。(館内は撮影可)

 

最近、テレで見て、特に見たかった「求法高僧東帰図」。

天竺への道を目指した多くの求法僧の中には、道に迷ったり、病に倒れたり、盗賊に襲われたりして目的を成就できなかった人も多かった。

この図は、求法を終え、中国へ向かって東の方向に帰る集団の僧たちが、砂漠を歩いている姿を象徴的に描いたものだそうです。

 


8.ランチは穴子寿司 

 

帰りの参道を歩いていると、タコ、穴子の看板が、、、「腹が減った・・」

 

娘はタコ、穴子、海老入り天丼(あまりにもお腹が空いて、写真撮るのを忘れました・・(笑)

 

穴子好きの私はもちろん「穴子寿司」。

東京では蒸した穴子が多いが、広島では基本、焼き穴子。

店主は焼く前に穴子を包丁でたたき、柔らかく仕上がるよう工夫していました。

 

どちらも海の幸を感じる美味さ満載・・結構なお味でした。。