ものづくりの街「清澄白河」をぶらっと散歩

清澄白河駅内展示「下町の華・技と情」
清澄白河駅内展示「下町の華・技と情」

1.「下町の華・技と情」

 

この写真は清澄白河駅内に展示されている作品で、通りがかったときに見つけました。

 

何と作者は江東区立深川第六中学校の皆さんで、平成9年度の卒業記念制作だそう。

 

下町の華である花火を囲む装飾にはこの地域の伝統工芸の技法が使われており、外側の枠組みには「江戸更紗」、内側には「江戸彫り」の木板と江戸切子を施したガラスの丸皿が配置されています。

 

この制作に関しては江東区登録無形文化財の認定をされている職人さん達のご指導を直接受けたそうです。

印象に残る最高の卒業制作ですね。

 


2.近藤染工

 

昭和26年、初代の近藤由太郎によって、江東区深川清澄に近藤染工場として創業されました。 

着物の無地染、それは平安時代、仏教の伝来と共に藍と紅花が伝来し、江戸時代になると、紫紺で染めた「江戸紫」が江戸っ子の「粋」としてもてはやされました。

そして、現在の東京無地染は染料の進化や生地の高級化に対応しながら、江戸の色と伝統工芸の技を活かした逸品を生み出しています。

このような「技」がここ清澄白河にはまだまだ生きています。

 


和菓子屋さんでいただいた「番付表」
和菓子屋さんでいただいた「番付表」

3.相撲部屋

 

そして清澄白河と言えば、忘れてはいけないのが相撲。

今でも4つの相撲部屋があり、早朝にはお相撲さんたちの掛け声が聞こえます。

 

午前中に練習が行われますが、お相撲さん達が道端でタイヤを引っ張っているような練習風景が見られます。

これも、普通の街ではなかなか見られない光景ですね。

 

この街の人たちは、お相撲さんがいる光景を普通だと思っているかもしれませんが、私のようによそから来た者は、かなりびっくりします。

 

 


4.CARPENTER SMITH 

 

革製品の工房。

店名は「刀鍛冶」と「宮大工」に由来するのだそう。

そんなに商品は多くないですが、工房の中を見ながら、味のある財布をゆっくり選んでみてはいかがでしょうか。 

 

 


5.昭和レトロな玩具

 

薬局の前に鎮座していた玩具。

 

投入口にテープが貼ってあったので、残念ながら動かないようです。

 


6.清洲寮

 

昭和8(1933)年築の鉄筋コンクリート4階建ての集合住宅です。

部屋数は66戸、出来た当初は「ハイカラ住宅」として、評判だったそうです。

玄関は木製の引き戸で、何とも懐かしい表情を見せてくれます。

 

実際にお住まいの方は若い方が多いそうで、今でも大人気で、空きが出てもすぐ埋まるそうです。

 


作品名 シェケナベイビー、樹木希林さん
作品名 シェケナベイビー、樹木希林さん
かかしタイトル 令和はまかせたぜ シェキナベイビー
かかしタイトル 令和はまかせたぜ シェキナベイビー
小池都知事?
小池都知事?

7.第22回深川案山子コンクールから

 

この時期、深川資料館通り商店街で開催される案山子コンクール。

 

いろいろな案山子がありましたが、なかでも内田裕也さん、特長をよくとらえていて、似てました。 

ロックンローラーとして長年ご活躍されてきましたが、亡くなった樹木希林さんを追うように亡くなってしまいました。

希林さんとご一緒に立たれれている姿は何となくユーモラスで「シェキナベイビー!」と言っているよう。

 

座っている案山子はタイトルが出てなかったのですが、小池東京都知事でしょうか?

 

 


8.GLASS LAB

 

昭和初期から続くガラスの町工場です。

世界でたった一つのカスタマイズされたグラスを作ってもらえます。

 

水(酒)を入れると雰囲気が変る「砂切子」は現在、1か月待ちだそうです。

 


9.完熟屋

 

ちょっと珍しいはちみつ専門店です。

清澄白河にはこのようなこだわりのお店が結構あります。

 

こちらのお店の地元は佐田岬半島、愛媛県の西部にあり、日本で一番細長い半島で、瀬戸内海と宇和海に面しています。

知りませんでした( ^ω^)・・・

 

美しい自然が残っていて、渡り鳥の休憩地点で、そのため、多くの鳥が訪れ、木の実を食べて、糞をして、新たな芽が出て、木々が育つという好循環が繰り返され、ミツバチにとってはまさに楽園のような場所だそうです。

こんな場所で採れたはちみつです。

 

上の写真はハチの巣を真空パックしたもの、そのまま食べられるそうです。