ぶらっと日本最初の世界文化遺産「法隆寺」に行ってきました!

《小学校の修学旅行以来、奈良の法隆寺に行ってきました!》

 

1.日本最初の世界文化遺産「法隆寺」

 

用明天皇が自らの病気の平癒を祈って、寺と仏像を造ることを願っていましたが、その実現の前に崩御されてしまいます。 

そこで、聖徳太子と推古天皇が用明天皇の遺願を次いで、7世紀初めに創建しました。

 

金堂や五重塔などは世界最古の木造建築として、知られています。

1993年に姫路城などと共に日本で初めて世界遺産として登録されています。

 


2.法隆寺「西院伽藍前にて」

 

現在、法隆寺は五重塔・金堂を中心とする西院伽藍と夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。

当日は暖かく、桜も満開で最高の1日となりました。 

 

 


3.法隆寺中門(ちゅうもん)「金剛力士像」

 

西院伽藍の入り口(中門)の扉の左右に立つ一対の金剛力士像。

大きく口を開いて右に立つのが阿形(あぎょう)像。

口を閉じてやや左下をにらみつけて左に立つのが吽形(うんぎょう)像。

 

どちらも法隆寺創建時ではなく、奈良時代に入った711年に造立されたものですが、長い年月むきだしのまま風雨にさらされてきたために、もともとの状態からは大きく変わっています。

朱色の阿形も、黒色の吽形も、塗りは相当、落ちています。

また、2つの像は本来は木の芯の上から粘土で肉付けし、形を整える塑造という手法で造られた塑像ですが、吽形像はすでに16世紀に顔以外の部分は木造に作り替えられています。

 

 


4.法隆寺「五重塔・金堂」

 

(五重塔)

古代インドで仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために造られた塔を、仏塔と呼び、五重塔は、その仏塔の一形式。

楼閣形状の仏塔のうち、五重の屋根を持つものを「五重塔」といいます。

 

国宝に指定されている木造の五重塔は全国に11ありますが、その中でも群を抜いて長い歴史を持ち、現存する木造建築では世界最古の法隆寺五重塔は、初重から五重までの屋根の逓減率(大きさの減少する率)が高く設計されていることが大きな特色です。

五重目の屋根の一辺は、初重の屋根のおよそ半分のサイズです。

塔身もまた、下層から上層へ行くにつれ、細くなっています

 

(金堂)

法隆寺のご本尊を安置する殿堂が金堂です。

この建物の中には聖徳太子のために作られた金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)他が立っています。

これらの像を見ていると、何やら心が洗われた気になります。

 


5.法隆寺「夢殿・舎利殿」

 

(夢殿)

奈良時代の建立の八角円堂。

堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像が安置されています。

残念ながら、その日は実物を拝むことは出来ませんでしたが、4月11日から見られるそうです。

 

夢殿は天平11(739)年の法隆寺東院創立を記す『法隆寺東院縁起』の記述からその頃の建築と考えられていますが、これを遡る天平9年の『東院資財帳』に「瓦葺八角仏殿一基」の存在が書かれており、その頃に創立された可能性も考えられています。

8世紀末頃には「夢殿」と呼ばれました。

 

まさに観音の化身と伝わる聖徳太子を供養するための殿堂として、荘厳で神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 

 


6.中宮寺「本尊菩薩半跏像」

 

聖徳太子の御母穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとのひめみこ)の御願によって、太子の宮居斑鳩宮を中央にして、西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺です。

 

「考える像」として有名なこの像はその優しそうな表情が何とも言えず、癒しを感じられます。

エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ビンチのモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれているそうです。

 

右足を左ひざの上に置いて、右手を曲げてその指先が頬に触れているその姿、何と優美なのでしょう。

 

 


7.法輪寺「三重塔」

 

聖徳太子の御子である山背大兄王(やましろのおおえのおう)が、太子の病気平癒を願って、その子由義王(ゆぎおう)と共に建立されたと伝えられています。

百済開法師(くだらかいほうし)・円明法師(えんみょうし)・下氷新物(しもひしんもつ)の3人が合力して造寺したともいわれています。

 

(三重塔)

斑鳩三塔の一つとして有名だった国宝三重塔は昭和19年7月21日の落雷で焼失しました。

幸い、直後に再建を発願しましたが、全焼のため、国定指定は解除となりました。

 

講堂に入ると11の仏像が並んでおり、圧倒されました。

特に真ん中に鎮座されている「十一面観音菩薩立像」は平安時代の作と伝わり、像高は約4m、腕を除いて、一本の杉から彫りだされています。

 

 


8.法起寺

 

推古14(606)年に聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮を寺に改めたものと伝わります。

法隆寺、四天王寺、中宮寺などと共に、太子御建立七ヵ所の一つに数えられています。

 

(国宝三重塔)

一重の石壇の上に立っており、高さは23.9m、慶雲3(706)年の建立された伝わる三重塔は現存する我が国最古として有名。

1993年12月にはユネスコの世界文化遺産のリストに登録されました。

 

駅前の喫茶店で自転車を借りて、法隆寺、法輪寺、法起寺と廻りましたが、京都とはまた違った雰囲気を味わえました。

平日だったせいか、人も少なく(外国人も少ない)、ゆっくり見ることができ、特に仏像の表情に癒されました。

たまにはこういう旅もいいかな。